店頭のショーケースに並ぶ自家製カヌレ。毎日限定数ですが。
なぜかというと、大淀shopはフィナンシェ専門店だからです。。。
『カヌレ』と聞くだけで、ワクワクしてしまう方はたくさんいらっしゃるのでないでしょうか。外はカリッ、中はモチッと食感もよく、味は上品。食べた瞬間にため息をついてしまうくらい幸せな気分にさせてくれるお菓子ですよね。
「カヌレ」とは「溝のついた」という意味で、フランスボルドー地区で生まれた事から正式名はカヌレ・ド・ボルドーといいます。フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていたお菓子で、『蜜蝋』を入れ、『カヌレ型』と呼ばれる小さな型で焼くことが特徴のフランスの伝統的なお菓子の事をいいます。
修道院ではよく蜂を飼っていて、はちみつや蜜蝋/ミツロウを作っていたそうです。そんな蜂と暮らす生活の中で、はちみつを使った多くのお菓子が修道院から生まれています。なので、蜂の巣が材料になる蜜蝋がカヌレに使われたのも、自然なことに思います。
カヌレの小さなサイズと、あの形は女性の心をくすぐるシルエットですよね。型の素材は種類がいくつかありますが、アンドハニーでは王道の『銅製』を使用。熱の伝わりが良く、蜜蝋をカリッと仕上げとても美味しく出来上がります。とにかくカリッと感を出すにはこの型は欠かせないもの。使わないときは飾っておりたくなる見た目も魅力的。
私たちは養蜂を実際に行っています。西洋ミツバチを飼育しており、その巣板の左下の白い部分(蜜蓋/みつぶた)を採蜜の際にナイフでそぎ落とすのですが、それが蜜蝋の元になる素材です。
そぎ落とした後の蜜蓋をまとめたものには、はちみつや不純物(ゴミ)などが入っています。それを加熱しながら不純物を取り除くことで、美しい蜜蝋が手に入ります。
蜜蝋/ミツロウはロウとしては唯一食べられる蝋。医療品や化粧品、赤ちゃんが舐めても大丈夫なクレヨン、キャンドルなど様々なものに使われています。この蜜蝋を型に塗ることによってカヌレの表面のカリッと感を出す伝統的な技法です。しかし蜜蝋は取り扱いも難しいし高級材料なので費用もかさむので、代用品としてバターを使ってカヌレを焼くスイーツ専門店が多いです。(多いというか大半がそう)
★私たちにできること 自分たちで蜜蝋/ミツロウを作って、それをお菓子作りに生かすこと。
カヌレ専門店、スイーツショップのカヌレ、日本中にたくさんのブランドあれど、カヌレのための蜜蝋/ミツロウ作りまでやっているブランドはないのではないかなって思ってます。
外はカリカリ、中はしっとり、そしてほんのりはちみつの香り。
人気者になること間違いなしの新商品を7/27~販売開始いたしました。
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